イオン交換膜(こうかんまく)
膜中に固定化した正又は負の電荷をもつ交換基の作用で、イオンの分離を行う膜。
エンドキャップ
モジュール又はエレメントの開口端を密閉する物。
カートリッジフィルター
ハウジングに装着して使用する円筒状のフィルターエレメント。交換が可能なタイプのフィルター。
クロスフローろ過
運転操作方法の一つで、供給水を膜面に沿って流し、透過水が供給水と直角方向に流れるようにするろ過方法。
<タンジェンシャルフローろ過(TFF)>
スパイラルモジュール
膜を渦巻き状に成形加工して使用するモジュール。
ダイナミック膜
ろ過の過程において、溶液中に含まれる物質によって多孔質支持体上に形成され、分離機能をもつ膜。
チャレンジ粒子(菌)数
負荷粒子(菌)数とも表現される。粒子(細菌)チャレンジ試験においてフィルターエレメントの有効ろ過面積1cm2当りに加わる標準粒子(指標菌)の個数。
ち密層
非対称膜及び複合膜において、表面にある薄いち密な層。
ディスクフィルター
平膜を円盤状に打ち抜いたフィルターエレメント。ホルダーに挟んで使用し、捕捉物の分析などに用いる。
ディスポーザブルフィルター
フィルターエレメントがハウジングまたはホルダーと一体になっているフィルターアッセンブリ。フィルターエレメントの交換が不可能な、使い捨てタイプのフィルター。
バブルポイント試験
適切な液でフィルターを十分に濡らし、気体の加圧によって、フィルターエレメントの微細孔から液体が押し出されたときの差圧を測定することにより、フィルターの完全性を確認する試験法。
ファウリング
膜自体の構造は変化しないが、目詰まりや付着層の形成によって膜の機能が低下する現象。
フィルターエレメント
膜とその支持体及び流路材を一本化し、圧力容器に納めるように成形加工した部品。
フラッシング
①装置に清浄な水を送り込み、 装置内の汚れ、薬品の残留物などを水で押し流す処置。
②水を透過させることによって膜を洗浄する操作。
プリーツ形モジュール
平膜をひだ折りにして収容したフィルターエレメント。
プレッシャーホールド試験
液でフィルターを十分に濡らした後、気体により加圧し、バブルポイント以下の所定の圧で気体の供給を遮断し、所定の時間に降下する圧力を圧力計で測定し、フィルターの完全性を確認する方法。
ろ過
特定物質を透過しないフィルターを用いて、流体からその物質を分離する操作又はその技術。
一次側(いちじがわ)
膜又はフィルターのろ過前の液側。
中空糸膜(ちゅうくうしまく)
中空の糸状に成形した膜。
備考:キャピラリ膜ともいう。
二次側(にじがわ)
膜又はフィルターのろ過後の液側。
備考:下流側ともいう。
全量(ぜんりょう)ろ過
運転操作方法の一つで、供給水を膜面に対して直角方向に流し、全量をろ過する方法。
分画分子量(ぶんかくぶんしりょう)
膜が特定の阻止率で阻止できる最少の分子量。
前処理(まえしょり)
膜及びフィルターの汚染を緩和するために、主として懸濁物質の除去のための凝集、ろ過、pH調整、殺菌などを行う処理。
半透膜(はんとうまく)
溶媒(又は水)だけが透過し、溶質は透過しない選択透過膜。
圧力損失(あつりょくそんしつ)
液体中のある2点間において、流体の摩擦などによって生じる圧力の低下。
圧密化(あつみつか)
ファウリングのない状態で、長時間の圧力負荷によって膜が緻密になる現象。
均質膜(きんしつまく)
膜の断面が、均一層からなる膜。
多孔質支持層(たこうしつしじそう)
非対称膜及び複合膜において、表面のち密層を支持する多孔質の層。
多孔質膜(たこうしつまく)
多孔質な構造からなる膜。
孔径(こうけい)
膜の分離性能を表すために用いる名目上の孔の径。
完全性試験(かんぜんせいしけん)
粒子(細菌)チャレンジ試験によって測定されるフィルターのろ過(滅菌)性能を非破壊的な方法で予測する方法をいう。
定圧(ていあつ)ろ過
膜の一次側圧力を一定に保持してろ過する方法。
対数減少値(たいすうげんしょうち)
フィルターの粒子(微生物)捕捉効率についての数値的表現。ろ過後の液中の粒子(菌)数とチャレンジ粒子(菌)数の割合を常用対数で表したもの。
平膜(ひらまく)
平面状又はシート状の膜。
後処理(あとしょり)
透過水の用途に合わせて水質調整を行うために、脱気、pH調整、殺菌などを行う処理。
拡散流量試験(かくさんりゅうりょうしけん)
適切な液でフィルターを十分に濡らし、バブルポイント以下の圧力で適切な気体により加圧したとき、拡散によって二次側に押し出される気体又は液体の流量を適切な方法で測定することにより、フィルターの完全性を確認する試験法。
最大許容差圧(さいだいきょようさあつ)
モジュール又はエレメントの性能を損なうことなく使用できる、フィルターの一次側と二次側との最大差圧。
最高使用温度(さいこうしようおんど)
モジュール又はエレメントの性能を損なうことなく使用できる最高温度。
比抵抗回復特性(ひていこうかいふくとくせい)
モジュール又はフィルターの一次側に超純水を通水した場合、二次側に出てくる水の電気伝導率が通水開始後、一次側の値と同一になるまでの時間。
<電気伝導率回復特性>
浸透圧差(しんとうあつさ)
浸透現象が平衡に達したとき、半透膜の両側に生じる圧力差。
疎水性(そすいせい)
水に対して親和性が低く、水を弾く(浸透・透過しにくい)性質。固体の臨界表面張力が低いと、表面張力の高い水との接触角が大きくなる(>90˚)。
空隙率(くうげきりつ)
膜の全体積に占める孔の体積の割合。
管形(かんがた)モジュール
膜を管状にして使用するモジュール。
管板(かんばん)
中空糸膜又は管状膜の開口端を固定する部分。
精密(せいみつ)ろ過
0.01~数µm程度の微粒子及び微生物をろ過によって分離する操作又はその技術。
耐薬品性(たいやくひんせい)
特定の薬品に対するモジュール又はエレメントの耐久性。
複合膜(ふくごうまく)
ち密層と多孔質支持層とが異なった素材からなる膜。
親水化処理(しんすいかしょり)
疎水性の膜の接液面を表面張力の低い液体で置換し、濡らす作業。
親水性(しんすいせい)
水に対して親和性が高く、水が浸透・透過しやすい性質。固体の臨界表面張力が高いと、表面張力の高い水との接触角が小さくなる(<90˚)。
逆浸透(ぎゃくしんとう)
膜両側の溶液間の浸透圧差以上の圧力を高濃度溶液側に加え、溶媒を浸透現象とは逆に希薄液側に移行させることによって溶媒(又は水)と溶質とを分離する操作又はその技術。
透析膜(とうせきまく)
溶質、イオンなどを拡散によって、膜を透過する現象を利用して分離を行う膜。
選択透過膜(せんたくとうかまく)
特定の物質又はイオンを、より多く透過する性質をもつ膜。
限外(げんがい)ろ過
分子量数百~数百万程度の溶質又は粒子をろ過によって分離する操作又はその技術。
除去率(じょきょりつ)、阻止率(そしりつ)
膜を透過する前後の注目する溶質の濃度(粒子数)をそれぞれC1、C2とするとき、 (C1-C2)/C1 で表す量。
備考: C1は、入口濃度を用いる場合と、平均濃度を用いる場合とがある。
非対称膜(ひたいしょうまく)
同一素材で、ち密層と多孔質支持層とからなる膜。