日本法人に勤務する社員の声
クオリティ エンジニア
2012年入社。
大学院では電気電子工学を専攻。卒業後、新卒でインテグリスへ入社。
製造担当を経て、2018 年よりクオリティ エンジニアとして不具合発生時の分析や原因究明等を担当。
学生時代の専攻
山形大学大学院の理工学部電気電子工学 (当時) 専攻で、研究テーマは高周波パルス/テラヘルツ波です。当時から半導体業界に興味があり、その関連の研究室を選びました。
当時は日本のモノづくりといえば半導体か自動車、というイメージがあり、最先端の技術に携わりたいと思っていました。
インテグリスに入社したきっかけ・理由
インテグリスを知ったのは、大学の企業説明会です。その当時の製造部門長の話を聞き、地元である米沢に自分の希望する半導体業界のグローバル企業があることを初めて知って驚いたことを覚えています。
もともと参加を予定していた説明会ではなかったので、偶然話を聞いて希望通りの会社と巡り合うことになり、運命のようなものを感じました。
私が就職活動をしたのは、東日本大震災のあった年です。震災がきっかけで地元に貢献したいという気持ちが強くなっていたこともあり、入社を決めました。
担当業務について紹介
クオリティエンジニアとして、工程の品質管理、工程内で異常が起こった際の対応、不具合発生時の分析と原因究明などを主に担当しています。
現在担当している仕事のほとんどは自分で問題を見つけて調べ、原因を特定して対策をとり解決する、という裁量をもって取り組んでいるので、純粋に面白いです。
問題があって大変、というよりは、それを解決するために自分で考えることが楽しいですし、能動的に仕事ができる環境が自分に合っていると思います。
また、この仕事はデータを集計して分析し、それをもとに問題の原因を探る、改善策を検討する、という流れで進めるので、もともと数学や統計学が好き、という点でも自分に向いていると感じています。
実は、入社当時は研究開発を志望していたのですが、結果的には今の仕事で良かったと思っています。
この数年間は、並行して新製品立ち上げの仕事も担当するようになりました。アメリカで設計開発された新製品を米沢工場で立ち上げるため、試作して評価を行い、問題があればフィードバックする、といった仕事です。専門的な内容を細かくメール等でやり取りしながら進めるのは大変ですが、もともと希望していた開発側に近い仕事を担当できるようになり、やりがいを感じます。
苦労したプロジェクトも、アメリカの責任者から「よくやってくれた。ぜひアメリカで一緒に仕事をしよう。」と言ってもらえるところまでこぎ着けた時は、本当に達成感がありました。
折角グローバル企業で働いているので、今後は海外の工場に行って現地のエンジニアと直接技術的な打ち合わせをしたり、新製品の開発に携わるような仕事にもチャレンジしてみたいと思っています。
休日の過ごし方やリフレッシュ・気分転換の方法
忙しい時期は帰宅しても仕事のことを考えてしまったりするのですが、休日は子供と公園に行って遊んだり、家族で買い物に出かけたりして切り替えるようにしています。子供の成長を見ることが一番癒されますね。
学生時代からの趣味は音楽で、会社の同僚・先輩とバンドを組んでいます。私はベースの担当で、忘年会等の会社の行事で披露したこともあります。
就職/転職活動をする方へメッセージ
私は入社後数年間、製造現場の仕事を経験しました。当時はいつになったら希望している仕事ができるんだろう、と不安に感じることもありましたし、上司にも度々他の仕事をさせてほしい、と相談していました。
クオリティエンジニアの仕事を担当するようになってからも「設計や開発の仕事がしたかったのに」と思うことはありましたが、結果的には自分の強みを活かすことができ、大きなやりがいを感じています。
また、新製品の立ち上げ、という新たなチャレンジの機会もあり、入社当初に希望していた仕事に近い経験を積んでいます。
会社や組織ではいつも自分の思うとおりにいくとは限りませんが、だからといってすぐに諦めたり投げ出さずに自分に任されたことを責任をもってやり遂げると、仕事は面白くなってくるのではないかと思います。
今では、製造現場の作業を長く経験したことは自分の強みの一つです。例えば、協力を依頼する際はどのような伝え方をすれば現場の方々にとってわかりやすいのか、を経験をもって知っているからこそスムーズに進められる仕事があります。入社してから経験したことの一つひとつが、現在の自分の成長につながっていると思います。